会社や企業に労働提供してお金を稼ぐというのは性に合わない。だからボクはなるべくバイトをせずに生きてきたが、仕送りで一生暮らしていくわけにはいかないだろう。
去年の10月頃からだろうか。なんとかしなければと考えていたら、「起業すればいいじゃないか」と安直に思いついた。そこでボク個人でもできて、資格もいらない仕事を探してて見つけたのが便利屋という職業であった。
便利屋に関する書籍を読んでいると、便利屋という仕事は「プロがやるまでもないけど、素人がやるには心もとない」という仕事や「誰でもできるけど、時間がなくてできない」という仕事を引き受けるといった感じだ。利点としては、例えば家庭教師の会社でバイトをしたら客が払っている料金が高く、教師の給料は安いため、客も教師も経営者に搾取されているのだが、会社に所属せずに個人的に家庭教師を請け負うだけで客が払っている料金も安くなるし、教師の給料も高くなってwinwinになるのだ。
他にも便利屋になる利点は以下の通りである。
- ノーリスクで0円から企業できる。
- 事務所不用、在庫不用、従業員不用。
- キャッシュフローが安定している。
- 働く内容を自分で決められ、自分のペースでできる。
- 仕事は一つだけではないから飽き性の人でも続けられる。
- 人脈も作れ、スキルも身につく。
- リストラも転勤もなく、身体が壊れない限り一生続けられる。
悪い点を言えば、すぐに行かなければいけない依頼ばかりになったら、(例えばゴキブリが出たから何とかしてほしいとかの緊急性のある依頼)いつ仕事の依頼がくるかわからない。電話がかかってくるまで待機をして趣味の時間にあてたり、他の活動に手を付けることができるが、やりたいことが中途半端になったり、不自由になるかもしれない。解決策としては、その日に依頼をすぐ受けるのではなく、特定の依頼者からだけの依頼を受けることにして、あらかじめ、それぞれの依頼の曜日を決めてルーティンワークにしたらある程度、自由になれるだろう。
ただし、「兎に角いっぱい稼ぎたい」という人は頼まれればいつでも依頼を引き受けるタイプがいいようだ。上手くいけばサラリーマンよりも稼げてしまうかもしれない。ボクがやって調子が良かったらみんなにやってもらいたいし、みんな便利屋になったらそれぞれ自分で生きるスキルも身につくし、人脈もできるし、会社に搾取されることもなくなるんじゃないだろうか。