私は大学を卒業してから2年間フリーターで過ごしてきた。正直、就活というものが自分には向かないなあと思っていたので、就活はしなかった。自己分析、業界研究、エントリーシート、面接、OB訪問。本当にそんなのやる必要ある?って感じのものばかりだし、リクナビ?マイナビ?登録はしてみたけど、毎日メールがきて鬱陶したかったので退会してしまった。興味のある業種もなかった。
就活はしなくても、生活していくのにお金は必要なので、とりあえずアルバイトで生活をしていた。
まず就職することのイメージとして、「クソみたいな上司に毎日頭を下げて、面白くもない飲み会に強制参加させられて、そこでもくだらない説教をされて、朝は早く起きて満員電車に乗り込み、安月給なのに重い責任を負わされ、なかなか辞めることもできずに結局定年退職するまでルーチンワークをこなし続け、気がついたら死んでいる」というような固定観念があった。
私が就職しよう、正社員になってみようと思った理由は3つある。
- フリーターでいることのメリットの1つに自由に使える時間が多いことが挙げられると思うが、気がついたら正社員よりも多い日数働いていて、フリーターでいることにあまりメリットを感じられなくなっていたこと
- 上記のようなイメージ(固定観念)だけで、正社員=クソみたいに決めつけて、経験値として無視するのは損かもしれないと思ったこと
- フリーターでいることに飽きたこと(基本的にアルバイトができる仕事の範囲では、身につけられる経験値には限界があり、RPGで例えるなら、ある程度レベルが上がってるのに、最初の町の周辺でスライムを倒し続けてる状態だったので、それに飽きてしまったということ)
そういうわけでアルバイト先(飲食業)で社員として働いてみようと思った。
これから何回かに分けて、正社員に実際なってみてわかったこと、感じたこと、フリーターと正社員の比較もしながら、書いていこうと思う。