謎の読書リスト『強くなりたい新大学生が本当に読むべき100冊』

世の中にはあらゆる読書リストが蔓延っているが、ボクが万人の基礎としてオススメしたい本は高校の歴史教科書。いわゆる山川出版の「世界史」「日本史」を押しておきたい。まずはこれを押さえてないとマズいだろうと思ってて、そこから興味のある事柄に繋げていけば良いのではないだろうか。
ボクが大学一年生のとき、柄谷行人らが監修する『必読書150』という読書リストの本があった。この本は古典の人文社会科学や文学作品を150冊紹介するというものである。教養の基盤を作るとしたらこれを押さえていたら間違いないのだが、基礎がでかすぎて「城でも建てるのか!?」という無駄さがある。大思想家を目指すのならこれぐらい基礎として読んでいないといけないのかもしれないが、9割以上の人間はそうでもないので、こんなものを読んでもなーというところがある。
今回ボクが紹介したい「強くなりたい新大学生が本当に読むべき100冊」という読書リストははてなブログに投稿された記事である。(https://anond.hatelabo.jp/20100127001517
東浩紀、浅田彰、浅羽通明、赤瀬川原平、伊藤剛、五十嵐太郎、内田樹、宇野常弘、岡田斗司夫、大塚英志、香山リカ、後藤和智、呉智英、康芳夫、斎藤環、佐々木敦、竹熊健太郎、鶴見済、苫米地英人、外山恒一、永井均、中沢新一、中島梓、橋本治、濱野智史、速水健朗、本田透、町山智浩、松本哉、宮台真司、森達也、柳下毅一郎、山形浩生、四方田犬彦…とボクが知っている文化人・知識人が次々と挙げられている。
誰が何の意図でこのリストを作成したのかはわからない。しかし、このリストは面白い。10年前の読書リストだから多少は古臭くなっているが、オタク批評で押さえて置いた方が良いものが網羅されていたり、ジャズ批評、映画批評、マンガ、アニメ、社会運動、哲学、社会学とサブカルチャー関連には確かに強くなれるリストだと思うし、何から読めばいいかわからない人はまずはここからというのも手なのかもしれない。

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