経済学には限界効用という言葉があるらしい。これはミクロ経済の消費者理論で用いられる言葉である。
例えば焼き肉の食べ放題に行き、5000円で2時間ほど食べ放題だったとする。だいたい1時間でお腹いっぱいになるわけだが、食べ放題だからもう少しお腹に詰め込まないと損だという心理が働き、満腹なのにそれ以上食べてしまう事で却って損をするという話がある。
つまり、効用は食べれば食べるほど増えるのではなく、どこかの地点でマイナスになっていく限界の地点があるということ。お酒を飲めば飲むほど効用がプラスになるわけではなく、飲みすぎて気分が悪くなると逆にマイナスになるわけだ。服を買えば買うほど、心地よくなるかと言われれば、部屋の場所を取って却って心地がよくないからマイナスになる。得られる効用とかかっているお金を考えないといけない。一人の人間が得られる効用に限界があるし、または効用を独占することも経済的によくない。
自分の効用の限界点を見極める事を考えるのも経済学の分野である。